元喘息持ちが綴る喘息の記録と独自のコントロール方法

当サイトの管理人、元喘息持ちの「はる」です。

いま、喘息で苦しんでいる、もしくは喘息で苦しんでいる人が身近にいる、という方に向けて、私が長い喘息生活の中で感じたこと、そして喘息をコントロールできるまでの道のりをお話ししようと思います。

喘息持ちじゃないと分からないような悩みや、不安、そして苦しみをリアルにお届けします。

ここでは喘息を安易にコントロールできるとか、そんな無責任なことは絶対に言いません。

しかし、少しでも喘息の症状が楽になる方法や発作を予測して発作が起きないように最低限できることなどを実体験を元にお伝えしていきます。

最終目標は、喘息で苦しむ人たちに喘息をコントロールしてもらうことです。

元喘息持ちだから理解できることはたくさんある

まずは元喘息持ちの私の過去の話を少しだけします。

私が喘息になったのは母親の話では2歳の頃です。

かなり重度な小児喘息だと医者に言われ、当時母親はなんとも言えない気持ちになったそうです。

父親はあまり顔に出るタイプではないのですが母親の話では、かなり心配していたみたいです。

でも、今では元気になった私を見て両親共々安心しています。

実はそんな両親を見て安心している私もいるわけです。

私も大人になったから分かることですが、喘息に限らずどんな病気でも親というのは子供の心配をするものです。

子供は子供ながらに親の顔が浮かないと心配をします。

私がそうであったように・・・。

30年という喘息との長い戦いは本当に辛いものでしたが、自分が喘息で苦しんだからこそ、今こうして喘息で苦しんでいる人たちに少しでも楽になってもらえるように書けるわけです。

喘息が苦しい気持ちは痛いほど理解できるし、このブログが少しでも喘息で苦しんでいる人たちの手助けになれば幸いです。

私は医者ではありませんので、専門的なことは言えません。

しかし、元喘息持ちですので喘息の苦しみを理解することはできますし、それなりの知識はあるつもりです。

そして、リアルな実体験をお話することもできます。

ここからの話はあくまで私の経験談に基づいたお話であるということ、そして喘息という病気は個人差があるということを十分にご理解いただいた上でお読みいただきますよう、宜しくお願いします。

喘息という病を理解してもらえない理由

今まで小児喘息から大人喘息まで苦しめられてきた私ですが、1年間で区切ると実際に苦しい時期というのは子供の頃では、およそ30日くらいなのです。

一度、発作が起きると1週間くらいは続きましたから年に4回くらい苦しい期間があったということ。

大人になってからは1年間の間に苦しい時期は少なくなっていきましたが、一度発作が起きると子供の頃と同じ1週間くらいは苦しい時期が続きました。

つまり、発作が起きている時以外は割と普通だったんです。

実は、これが喘息という病気を理解してもらいにくい理由なのです。

元喘息持ちの実体験

例えば、小学生の時にマラソン大会ってあるじゃないですか。

マラソン大会の前日まで元気だったのに、当日に喘息の発作が起きて走れなかったとしましょう。

「クラスのみんなはどう思いますか?」

マラソン大会の話は、私の実体験です。

その時、実際にはどう思われていたか分からないですが、大人になってから同級生に確認したところ、「病気だから仕方ないんじゃない」と優しい言葉をいただきました。

しかし、当時の私のリアルな気持ちは「ズルして休んだと思われていないか」とか「前日は元気だったのにおかしいと思われていないか」みたいなことを考えていました。

自分のことなのですが、子供ながらに辛いですよね・・・

ですが、「喘息大丈夫か」とか「早く元気になれよ」なんて優しい言葉を言ってくれた同級生もいましたし、そういう言葉に救われた自分もいました。

これは喘息だけに限った話ではありませんが、少しでも病気で苦しむ人がいなくなればと切に願います。

先ほどもお伝えしたように喘息は個人差のある病気ですが、統計上では私の場合はコントロールできるまでに平均より、随分長い年月がかかったことになります。

小児喘息のほとんどは成人になるまでには治る病気と言われていますから。

しかし、私の場合は大人になっても治らなかったわけです。

喘息という病気の特徴なのですが、小さい頃に治らない場合、治るまでの年月が長くなると言われています。

まさに私のケースですね。

正直、本当に苦しい日々でしたが、私のようなパターンを減らすことは現代においては可能だと個人的には思います。

それが、このブログを書くことにした理由の一つでもあり、喘息で苦しむ人の苦しさや葛藤を理解しやすいのは何より喘息経験者ですからね。

私の人生の中でも、本当に私のことを心配してくれる優しい人や喘息について理解してくれた人はたくさんいました。

その度に早く喘息を治したいと思う気持ちもありましたので、喘息をコントロールできた今、今度は私が喘息で苦しんでいる人を少しでも楽にすることができたらなと・・・。

もちろん、私が苦しい時に心配してくれたり優しい言葉をかけてくれた人達には感謝しても、しきれないくらいですので今でも会うたびにお礼と当時の話をします。

今回は「苦しい」というワードを使い過ぎなような気がするかもしれませんが、それほど喘息の発作は本人にとって苦しくて辛いということを理解してほしいからなのです。

喘息生活が25年も続くと、それなりの経験と知識があります。

それは全然自慢できることではありませんが私の経験と知識を皆様の喘息治療に役立てていただけたら幸いです。

夏から秋に変わる時こそ喘息の症状が最も出やすい時期だと私は考えます。

それは小児喘息でも成人気管支喘息でも基本的には同じだと思うのですが、私は医者ではありませんので、あくまで経験談としてお伝えさせていただきます。

喘息の出やすい時期と対処方法

どんなに気をつけていても喘息の症状が起きてしまうことは子供の時も大人になってからも多々ありました。

振り返ってみると・・・いつも夏の終わりから秋の始まりにかけてなんです。

秋口から冬になるまでになることもありましたが、25年の間で一番多かったのは意外にも9月~10月の時期。

ほとんどの年で喘息の発作が起きていたと思います。

寒くなる時は気をつけなければいけないのは喘息持ちだけじゃなく、全ての人にとって当たり前のことではあります。

季節の変わり目、特に寒くなる時期というのは風邪をひきやすい時期でもありますから。

ここまでは喘息持ちもそうでない方も変わらないはずです。

しかし喘息という病気の特性上、風邪というのは危険信号なんです。

風邪が原因で喘息を発症するケースは少なくないはず。

私の場合は今思えば半分くらいはそうだったような気がします。

だからと言って風邪をひかない保証もないですし、どうすればいいのって思いますよね。

そこで、私の実体験から得た知識ですが最も重要なのは温度変化です。

秋口は暑かったり寒かったりしますよね。

昼間は暑いけど、夜は少し肌寒いとか。

このような急激な温度差があると、気管支喘息の発作が起きやすくなるということです。

もしかしたら、そんなことは言われなくても分かってると思う方もいるかもしれません。

しかし、喘息の発作を起こさないための対処法は?

と言われたら、暖かしてできるだけ冷たい空気を取り込まないようにするとか、体が寒くならないように夜は厚着をして寝るなど、体を温める方法が一般的だと思います。

もちろん経験上その方法は間違いではありません。

とにかく体を冷やさないことは重要ですから。

ですが、あくまで私の経験談ですが、体を冷やしては絶対にダメですが温めすぎてもダメです。

例えば、夜に暖かい状態で寝ます。

すると、朝出かける時まだ外は寒い可能性ががありますよね。

その時に温度差が生まれ、私はよく喘息の発作が起きたのです。

実体験ですが、この時期に体に気を使いすぎて温めすぎた場合、夜に寒くなり温度差についていけません。

その時が喘息の発作が出るタイミングになったというわけです。

対処方法が温度差を味方にすこと。

温度差を味方にするとはどういうことかを、お話しようと思います。

これは、あくまでも私の実体験に基づいたお話になるので、全ての喘息の方に当てはまる訳ではないというのをご了承下さい。

実体験に基づく喘息対処法

2歳の頃から25年間で喘息の発作が起きた回数はゆうに100回を超えているはずですが、大人になるにつれて対処法もなんとなく分かってきたんですよね。

どうしようもない時もあったのも事実なのですが、発作が起こるたびに学習していくわけです。

小さい頃は逆の発想で急に寒くなっても体を慣れさせれば喘息は治るとずっと思い込んでいました。

それはもしかしたら間違いではないのかもしれませんが私の場合は慣れるどころか体が温度差についていけずに喘息の症状が現れるわけです。

その繰り返しでしたので夏が終わるのがものすごく嫌だったことが未だに記憶の中にあります。

しかし、私は徐々に学習していきました。

温度差で喘息の症状が起きるなら温度差を無くせば喘息にならないのでは・・・

そしてたどり着いた答えが、

温度差を味方にすること。

そんなことを考えたのが、21歳くらいの時だったと思います。

それはどういう方法かというと、

9月、ちょうど今くらいの時期は寒くなりはじめる時期でも昼間は暑いこともあるから、あえて厚着をしないで薄着にするわけです。

薄着といっても寒いと感じるくらいではダメですが、少しだけ薄着といった感じです。

夕方くらいからは寒くなりはじめますので今度は反対に厚着にして体を温めはじめます。

入浴後にクーラーで涼しむ行為も喘息持ちにとっては危険な行為ですから、できるだけ温度差が起きないようにします。

夜はちょうど良いくらいの温度にして寝るわけです。

布団に入ると暑さを感じることもありますが少しくらいなら我慢することが大切なんです。

暑すぎる場合は温度調節をした方が良いのですが、この辺りのさじ加減が難しいかもしれません。

これも経験上ですが温めすぎは絶対にダメですのでご注意ください。

そして、そのまま次の日の朝に備えるわけです。

ココが非常に大事なところなのですが、喘息は寝て起きると発作が起きている場合があります。

前日の夜は普通の気温だったのに、次の日の朝はすごく寒くなったから喘息を引き起こす原因となるわけですね。

温めすぎるとダメだといった理由は温度差が大きくなるからです。

寒くなることはどうしようもないですが、

『体温を調節することによって喘息を予防することができる』

それが私の喘息対処法、喘息予防法です。

私の経験上、これが喘息持ちにとってすごく大事なことだと思います。

喘息はコントロールする病気でもありますから予防するというのは必ず必要です。

私の経験上、大人になるにつれ喘息を予防できる確率は高くなると思うんですよね。または、喘息を経験した月日が長くなればなるほど予防できる確率は高くなり、喘息をコントロールできるという考え方です。

しかし、小児喘息にも成人喘息にも言えることなのですが、どんなに気をつけているつもりでも喘息を完全に予防できない場合があります。

喘息発作の予防をできなかった時、どのように喘息発作を対処したのかを経験談を交えてお話します。

2歳〜5歳くらいまでの喘息発作対処法の経験談

いわゆる小児喘息の発作、特に小学生になるくらいまでは自分ではどうすることもできないため、親に病院に連れていってもらうしかないです。

私の場合は発作が起きると、親に背中をさすってもらっていましたが、じつはこれってすごく効果的なんです。

子供の頃に発作が起きている時は少しでも楽になろうと自分なりに頑張るのですが、正直どうしようもないわけですよ。

でも、親に背中をさすってもらっているということは親が傍にいてくれる安心感、背中をさすってくれている手の温もりを子供ながらに感じるわけですから気持ち的にすごく楽になった記憶があります。

もちろん喘息の症状が緩和される効果もあるかもしれませんが、気持ち的にという部分は重要なことだと思います。

小児喘息の発作は一度起きると程度にもよりますが、動けなくなる場合もあるため親、または近くにいる人が気がついてあげることが必要で、すぐに病院に連れていってあげることが大事ですね。

このブログでは私は医者ではありませんので、薬に関して何かを言うつもりはありませんが、緊急の場合は吸入器で気管支を広げて呼吸を楽にすることも時には必要となります。

とにかく小児喘息の場合は親、または近くにいる人の助けが必要となりますので、常に気にかけてあげることが大切だと思います。

特に季節の変わり目には要注意です!

私は小児喘息で辛い時に親のおかげで救われたことが数え切れないほどありましたから、親には感謝の言葉しか見当たりません。

元喘息持ちである私の経験上、小児喘息の発作が起きている時は気持ち的にも沈んでいる場合がほとんどでした。

よく、病は気からという言葉を耳にしますが、その逆の話になります。

この場合は喘息の発作が起きたから、気持ち的にも沈んでしまうということですね。

喘息というのは、基本的にはすぐに症状が改善しないんです。

私の場合は、完全に発作が治まるまでには1週間以上かかることが大半で2週間くらい良くならない場合もありました。

発作が起きているから調子が悪くて、さらに気持ちも沈むということになりますよね。

「じゃあどうすればいいのか?」

もちろん喘息の症状が治まるのが一番良いのですが、長引いている場合はとにかくマイナスなことを考えないようにすることです。

分かりやすくお伝えするために小学校5年生の時、秋口に2週間くらい喘息の症状が長引いていた時の話をします。

喘息の発作が苦しいのですが、学校を休むと言うのは子供ながらに嫌でしたので、なんとかごまかして小学校を休まずに行ったのですが、あまりにも苦しかったために一日だけ休んだんですよね。

これは喘息に限らず、学校を休んだ次の日の様子って大体の方が経験があるとは思いますが、独特な感じですよね。

自分だけが取り残されたような気がしますし、仲間外れにされてないか、などの感情もあるんです。

そして、さらに気持ちが沈みました・・・。

ですが、私は少しだけ考え方を変えたんです。

子供ながらに少しだけ物事を大きく考えました。

病気は喘息だけじゃないし世界中には、もっと辛い症状の病気で必死に戦っている人もいるはずだから自分だけ弱音を吐いてはいけないんだって。

結局、精神論かよって思う方もいるとは思いますが、ポジティブに物事を考えると言うのは大事なことだと思います。

病は気からではないですが、気持ち的には負けないようにすることが、元喘息持ちならではの小児喘息だけでなく全ての喘息対処法になります。

少しだけ専門的な要素を取り入れて小児喘息の対処法をお伝えします。

ここでは分かりやすくお伝えすることを心がけておりますので、できるだけ簡潔にお話させていただきたいと思います。

小児喘息の対処法とは「小児喘息の種類を見極めること」です。

究極の喘息発作対処法は喘息の発作を起こさせないことになりますから、そのためには喘息の症状が起きる原因を調べることが重要になりますよね。

もし、小児喘息の種類を見極めることができれば、喘息の症状が起きる原因も調べやすくなり、小児喘息をコントロールして治療することができます。

これはどういうことかと言うと、喘息の症状が起きる原因って本当に様々なことが考えられるし、原因を探ることも非常に難しいということです。

だからこそ、小児喘息の種類を見極めることが、最低限必要となりますよね。

気管支喘息の原因はいくつか考えられますが、小児喘息の種類は「アトピー型」が90%で、残りの10%が「非アトピー型」と言われています。

アトピー型喘息と非アトピー型の違いはアレルゲンが特定できるか、できないかになり、詳しい説明は以下の通りになります。

アトピー型喘息

ダニ、ハウスダスト、かび、ペットのふけなどのアレルゲンを吸い込み、気道や気管支の粘膜がアレルギー反応を示し炎症が起きることで発症する喘息。

非アトピー型喘息

風邪、インフルエンザなどの気道感染ウイルスや、寒暖の差、たばこの煙、薬、ストレスなどが原因で発症する喘息。

アレルゲン

アレルギーの原因となる物質。

小児喘息の種類の見極め方

まず、喘息の症状が起きる原因のアレルゲンを特定することが重要になります。

もちろん医者に行って検査すれば、ある程度はアレルゲンの特定が可能ですが、じつは特定できないケースがあるんです。

この場合は非常に厄介なんですが、小児喘息の場合は親、もしくは保護者がきちんと見てあげることが必要となります。

そして喘息の症状が起こった時、何が原因だったのかをきちんと見極めてあげてください。

簡単な話ではありませんが喘息をコントロールするためには必ず必要となります。

小児喘息はアレルゲンを特定し、適切な治療を受けることで発作ができるだけ起こらないようにコントロールすることができます。

そして健康な子供と変わらない生活を送ることが可能なんです。

ここからは、少しだけ切り口を変えて小児喘息の対処方法を元喘息持ちの実体験に基づく経験談を交えてお話したいと思います。

いきなり重たい話になりますが、どうか引き続き読んでいただけたら幸いです。

小学生の6年間を人生に置き換えると、かなりの割合になりますよね。

そんな貴重で大事な時間に喘息で苦しんでいたのが、私の小学校時代なんです。

小学生の時から男の子とか女の子とか関係なく、恋をしますし、友人だってできたりしますよね。

とにかく誰にとっても貴重な6年間であることは間違いないはずです。

そんな時期に喘息という病気のせいで私が苦しんでいたこと、これは仕方のないことで戻ることもできませんので、今更何も言うつもりはありません。

でも・・・

今現在、小児喘息で苦しんでいる、もしくは小児喘息で苦しんでいる子供が身近にいるという方が、もしこのブログを読んでくれたなら、こう言いたいです!

「小児喘息で苦しんでいる子供には私のようになってほしくはない」と。

私の場合は重度の小児喘息ではありましたが、対処方法さえ分かっていれば、喘息をコントロールすることはできたはずですし、しかも私が小学生の時は今からおよそ30年前になりますからね。

ここでは絶対喘息は治るとかそんな言葉は使えませんが、少なくとも私の時代よりは今の医療だったらなんとかなる可能性は高いはずです。